- イラストレーターになりたけど絵が上手くない
- 未経験・実績なしだけどイラストの仕事がしたい
- 絵が下手な人のイラスト戦略が知りたい
私の絵のスキルはそこまで高くないのにもかかわらず、イラストレーターをして収入を得ています。
今回は、絵が下手でもイラストのお仕事ができている理由と、ご依頼を獲得する方法をまとめました。
残念ながら本記事は、法人のクライアント、出版物・ゲーム系・漫画などバリバリのイラストレーターを目指している方のお役には立てません。(申し訳ありません)
私は、子育ての合間に自分のできる範囲だけのお仕事をこなすスタイルです。
ネットで検索すると素晴らしい方々ばかりですが、私のように細々とコツコツイラストのお仕事をしている人もいると知っていただければと思います。
【私の働き方】
- イラストはiPad(プロクリエイト)のみで描く
- Adobe系ソフトは使用していない
- 個人または自営業のお客様メイン
- webで使うイラストのみ(出版物は対応していない)
- 集客はココナラ・SNS・ブログのみ
ご質問などありましたら、「お問合せ」よりお気軽にご連絡くださいね◎
【体験談】絵が下手でもイラストのお仕事をしています
私は、美大出身でなけでば、デザイン会社に勤めたこともありません。
全くの未経験者でしたが、趣味でSNSに載せたイラストからご依頼をいただいたことをきっかけに、絵のお仕事を始めました。
イラストレーターといっても、「個人様(自営業)のご依頼」「webで使用するイラスト」がメインで、絵の収入は月5〜8万円とかなり小さな規模です。
私の描く絵は「ゆるいシンプル」なものですので、「絵が下手」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、「ゆるいイラスト」を求めておられる方からすれば、「これが欲しかった!」と需要があるのです。
ありがたいことに「一目惚れしました!」「たなかさんに描いてほしい」というお声をいただき、現在ココナラでの販売実績は550件を超えました。
【結論】:絵の上手い下手は受け手次第。需要があればすぐイラストレーターになれます。
いきなり「雑誌の挿絵」「大手企業のチラシ」は難しいかもしれませんが、小さなお仕事から始めてみてはいかがでしょうか?
絵が下手でもイラストレーターになれる理由3つ
「絵が下手」でもイラストレーターになれる理由をまとめてみました。
1.芸術は受け手次第だから
ズバリ、芸術は受け手次第です!
「芸術」というと大袈裟かもしれませんが、イラストも受け手次第です。
「ヘタウマ(下手だが個性的な絵)」というジャンルがあるように、一見下手な絵でも「素晴らしい!」と受け取る方がいるのです。
私の「ゆるいイラスト」は親しみやすさがあり、企業との差別化を図る「個人サイト(SNS )」と相性が良かったことでご依頼を多くいただけました。
個性を出せる「素人っぽさ」が逆に良かったそうです!
「個性的なグッズが欲しい」「どこにでもありそうな絵が欲しい」世の中にはさまざまなニーズがあります。
あなたの絵が活かされる場所を探してみましょう◎
2.webの普及で絵を必要とする人が増えた
スマホ・ネット・SNS、webの広がりにより、イラストを掲載できる場所が増えました。
- webサイト
- web広告
- SNSアイコン・ヘッダー
- LINEスタンプ
- Instagram投稿画像
- web漫画(コミックエッセイ)
- フリー素材
- スマホの壁紙
個人レベルで、イラストを必要とする人が増えたのです。
個人事業主、自営業の方も、集客のために「自社コンテンツ」を作成したり、「SNSでブランディング」をしたり、webを駆使して工夫されています。
ですから、私のような未経験主婦にもチャンスがあり、ココナラなどクラウドソーシングに登録しておくと、さまざまなご依頼を頂戴します。
3.イラストを販売できる場所が増えた
先ほどの続きにもなりますが、webイラストの需要が増えたと同時に「webでイラストを販売できる場所」も増えました。
- SNS・ブログ (個人販売)
- ココナラ
- クリーマ
- ミンネ
- ランサーズ
- クラウドワークス
- スキマ
SNSを使えば、無料で自分のイラストを世の中に投稿でき、個人から大企業までご依頼のチャンスは無限大。
クラウドソーシングサイトは、自分で集客(営業)をしなくて済んだり、報酬の未払いなどのトラブルを回避できるメリットがあります。
クラウドソーシングのおかげで、農家さんのリンゴジュース用ラベルをデザインするお仕事ともご縁がありました!
絵が下手でもイラストレーターになる方法5つ
絵が下手でも「あなたのイラストが欲しい!」という方がいれば、お仕事になります。
今すぐに実践できる『ご依頼獲得するための方法』をご紹介。
初心者さん向けの内容ですが、経験を積んだら「本の表紙」や「アーティストのグッズデザイン」など大きなお仕事へ挑戦してみてくださいね◎
1.自分の絵柄を確立させる
売れるイラストにするには「自分の絵柄を確立」させるのがコツです。
「絵を上手く描ける人」は、たくさんいます。
今はAIだって綺麗な絵を描きます。
ところが、絵が上手い人の中で「オリジナルの絵柄を持つ人」となると、人数が減ります。
ですから、絵が下手でもオリジナリティのある絵を描き続けられると強みになるんですよ◎
みんなにウケなくても、誰かに刺されば良いのです。
私は、色々な絵を投稿した中で皆様からの反応がよかったのが「ゆるいイラスト」でした。
それからゆるいイラストだけに絞り、人物、動物などを描いています。
あなたの個性、強みはなんでしょうか?見つけてみましょう◎
2.ターゲットを明確にする
ターゲットを絞り込むと「アピールする相手」や「描くイラスト」が明確になり、ご依頼に繋がりやすくなります◎
- 場面の切り取りが得意!ストックイラストで販売
- 昔は漫画家になりたかった!法律を漫画で解説
- 猫が大好き!猫好きのためにペットの似顔絵販売
- 結婚式の経験からウェルカムボードの販売
ほんの一部ですが、色々なターゲット、ジャンル、ニーズがありますよね。
あなたの持つスキル、強み、経験などと掛け合わせて、ターゲットを明確にしてみましょう◎
私は自身がブロガーで、ブログやSNSでイラストが必要な場面を知っていたため、最初に「ブロガー向けイラスト」を販売をしました。
「ブロガー向け」とかなり限定的にすることで、すぐにご依頼をいただけたように思います。
そこから、実績がついたおかげで、ペットサロンのサイト用イラストや、塾のチラシなど、今では他のお仕事も色々させてもらってます。
3.流行を取り入れる
求められるイラストには流行りがあります。
例えば、家事のお役立ち情報を発信する主婦インスタグラマーを見ていると、韓国っぽいナチュラルカラーのイラストや配色を使った投稿が増えたように思います。
他にも、結婚式のウェルカムボードは、シンプルでおしゃれな線画が流行っていたり。
ターゲットとする市場の流行りの配色や絵柄を取り入れると需要がグッと増えますよ。
人気のイラスト、ライバルなどを研究し、流行を取り入れてみましょう。
4.SNSで発信する
イラストを描いたら、SNSで発信してみましょう。
SNSが窓口となり依頼が来たり、イラストに対する反応で、自分の絵の強み、ニーズなどが分かるようになってきます◎
アカウントに影響力がつけば、たくさんの人に見られるだけでなく、SNSの実績が営業する際の武器にもなります。
私はイラストレーターになる前、webライターをしていました。
ライター用のTwitterに時々趣味で絵を載せていたのですが、それを見たクライアントさんから「次の記事、文章と一緒に絵を描いてみませんか?」とご提案がありました。
私の絵なんかでいいんだろうかと思いましたが「サイトのイメージによく合っているのでご提示いただいた金額を払います!」までおっしゃっていただいたので描くことに。
SNSにイラストを載せていたことで、チャンスが舞い込んできました。
せっかくイラストを描いたなら、世の中に出さないのはもったいない!
どんどん投稿してみましょう。
5.ココナラへ出品する
クラウドソーシングサイトの中でも「ココナラ」はイラスト販売との相性が良いと思います。
私は、ココナラに出品したことで、多くのお仕事を受注することができました◎
【ココナラのメリット】
- 集客・営業がほぼいらない(会員数200万人)
- テレビCMなど世間的な認知度がある
- イラストを描く以外の手間が省ける
- 匿名で活動できる上に信用度も高め
- 決済方法が豊富で金銭のやり取りも安心
ココナラの販売価格は1,000円〜なので、個人の方も多く利用しています。
ロゴマーク、パッケージデザインなど企業とのお仕事は「ランサーズ」「クラウドワークス」に多く需要があったり、
アナログのイラストや似顔絵、記念品などは、「クリーマ」や「ミンネ」など、ハンドメイドサイトと相性が良かったりします。
それぞれのクラウドソーシングサイトによって特徴が異なるので、ターゲットやジャンルに合わせて選びましょう。
絵が下手でもOK!イラストレーターのお仕事を楽しみましょう
絵が下手でも、需要があればイラストレーターになれます◎
自分のイラストを求めている方のところへ届けて、収入を得ていくには戦略が重要。
自分の絵柄がどこに需要があるか研究したり、ターゲットを絞ったり、自分のスキルと掛け合わせてみたり。
今回ご紹介した内容を1つずつ実践してみてくださいね◎